睡眠時無呼吸症候群
睡眠時無呼吸症候群とは
いびきの症状がすすみ、睡眠中に呼吸の低下あるいは停止することにより体内の酸素濃度が下がり充分な睡眠が得られなくなります。そのため、昼間に強い眠気を感じ、起床時の頭痛・口渇・倦怠感・集中力の低下などの症状をひき起し、又高血圧症、糖尿病、不整脈、動脈硬化症、脂質異常症、肥満、心不全、狭心症、心筋梗塞、脳血管障害の危険因子となる病気です。
歯科における睡眠時無呼吸症の治療
睡眠中にいびきをかいたり呼吸が低下、あるいは一時停止する方に当院では下顎前方位上下一体型の(下顎を前方に出した状態で上下のあごを固定する)スリープスプリント(睡眠時無呼吸症用口腔内装置)を装着していただき、いびきや無呼吸の治療をしています。
スリープスプリント(睡眠時無呼吸症用口腔内装置)
スリープスプリント装置を装着することで、下顎が前方に移動し、舌が前方に引っ張られて気道が拡大します。その結果、呼吸がしやすく、いびきをかきにくくなります。
スリープスプリントの治療の流れ
まず、当院(歯科)受診の前に医科(内科、呼吸器科など)での睡眠時呼吸の検査結果、診断、装置作製の依頼書が必要となります。- 口腔内診査、上下の歯型をとります。
- 上下のマウスピースを仮の位置に固定、装着します。
- 位置の調整、痛み違和感の調整。
- 治療効果の判定
- 完成。メインテナンス。
スリープスプリントの費用
健康保険適応(3割負担の場合)
8,800円~16,500円(税込)